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例えば3階建てのマンションと2階建てのアパートを比較した場合、建物の構造は同じで、ただ3階建てと2階建ての違いしかなかった、ということがよくあります。
これは、区別の仕方として3階建て以上が「マンション」、2階建て以下が「アパート」という考え方をする場合が不動産業界にはあるためです。
また上記とは違い、設備が充実していて管理費が高い物件が「マンション」である、という見方もありますが、最近ではデザイナーズアパートと呼ばれるような、高級感があふれるアパートもあるため、一概にそうとも言い切れなくなっているのが現状です。
つまり、現在ではアパートとマンションの違いに関して明確な規定がないため、アパートかマンションかによって物件を判断することは、あまり意味がなくなってきていると言えます。
これからの物件を探す基準としては、「木造か鉄骨か」というような実質的な構造の違いに目を向けることが重要です。
▼ちなみに私のアパートは木造3階立てです

木造とは、その名の通り木質材料で構成される建物構造のことです。
木造住宅は、例え閉め切った状態でも適度な通気性を得ることができる優れた建物ですが、その反面で「遮音性」が鉄筋コンクリート造の物件などに比べ劣っているのも現実です。
特に、重量衝撃音と言われる、飛び跳ねたり人が歩いたりする「ドンドン」という音については下階の部屋に対してよく聞こえてしまいます。
なお、この音については天井材・床材などに吸音材を使用することである程度は解消することができますので、床や壁の構造についても合わせて不動産会社に確認するのがよいでしょう。
そうはいうものの、木造物件ということで家賃が他より下がることも事実ですので、同じような条件の鉄骨・鉄筋物件があった場合には、自分の価値観をもとに冷静に判断するように心がけてください。
軽量鉄骨造は、構造自体は木造に良く似ており、木造の部材を鉄骨にしたものです。
骨組みとして厚さ6ミリ以下の鉄骨を使い、外壁及び内壁に軽量コンクリートを使うことにより、木造に比べて耐震性を向上させています。
最近の流れとしては、アパートでも木造ではなく軽量鉄骨造の物件が多い傾向にあります。
鉄筋コンクリート造(RC)とは、建物の土台となるコンクリートを鉄筋で補強した構造のことで鉄筋の引張り力に対する強さとコンクリートの圧縮力に対する強さという両者の利点を生かした構造となっています。
木造と比較して、耐震性・耐久性・耐火性・防音性等の各項目が優れています。
例えば、「隣で火災が発生しても炎が燃え移りにくい」、「交通量が多い場所でも騒音が聞こえにくい」などの利点があるため、都市部の住宅密集地域には最適な構造といえます。
しかし、建築コストが他の構造に比べて高いため、鉄筋コンクリート造のマンションとなると、家賃が高くなることも確かです。
上記のとおり建物の構造として、木造、軽量鉄骨、鉄筋コンクリートと、最近の賃貸住宅に多いものを説明しましたが、アパート、マンションの違いに関わらず、構造がしっかりしていれば、その分家賃も高くなるというのが一般的です。
物件を探す際には、マンションだから、アパートだからと決めつけずに、実際に現地で確認してから判断するのが、賢い物件の選び方といえるでしょう。